恐怖の連鎖

3回目。さて、また毛絡みのお話。私、マルハゲに至るまでに、まあ色々とあったのですが、色々と。その中でも「これはヤベエ」と恐怖を覚えた事をいくつか紹介したいと思います。

まずはやはり「シャンプー時の夥しい抜け毛」、これでしょうか。まさにはだしのゲン状態。いやー、当時のショックときたらそれはもう。以後、髪の流れを半ば強引に変え、無理矢理隠そうともしたのですが、2週間と持たずに剃らざるを得ないくらいにはなってしまっていました。確かに昔から「ハゲるくらいなら全部剃る」と息巻いておりましたが、実際に私に訪れた事態は選択肢など存在しない、「全剃り一択」状態でした。

で、次。なんだかんだでつるっぱげを受け入れ、なんとかなんとか日常を取り戻しつつある中、徐々に進行していたのが「髪以外の脱毛」です。これは、私の感覚では髪のそれを大きく上回る恐怖でした。特に「眉」はキツかった。いやあ、キツかったなあ。眉無しの、何でしょう、「反社会勢力感」、半端じゃないです。漫画等でたまに見る(魁!!男塾に特に多数)眉無しスキンヘッドの実物、これを初めて見たのが鏡の中の自分だという事もまた恐怖でした。

そんな訳で「静かで穏やかな生活」を望む自分にとって、あまりに相応しくない見た目が備わってしまいました。が、これまた恐ろしいもので、今となっては「慣れて」しまいました。眉が復活しつつある現在においては、つるっぱげも悪くないと思う程にです。というわけで次回は「ハゲのメリット」をお伝えしようかと思います。それではまた。

 

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円形発毛症

2回目。今回は最近起きた悩みの一つを。 初回で書いた通り「つるっぱげ」を継続中な私ですが、最近になってそれを脅かすモノが現れ始めました。それは「毛」です。おそらく一般的なハゲにとって毛髪の復活は、それはもう喜ばしい事なのでしょう。わざわざそれを促す数多の商品があるくらいです。が、私にとっての髪はもはや「ムダ毛」でしかありません。というのもそれが限りなく一部でのみ行われた復活で、具体的には頭頂部右側、10円玉サイズのものだったからです。で私の頭は、例えば「薄くなってきたから全部剃ってやろう」の似非スキンヘッドとは異なり、毛穴の見えない、漫画で画かれるような「真・スキンヘッド」なので、一部の発毛があると非常に目立つことになってしまいます。それは、つるっぱげをそこそこ長くやっている今の自分の美意識からしたら「ダサい」状態です。そんな訳で「円形発毛症」を患ってしまった私ですが、「嫁に全部抜いてもらう」法で、痛みと、あとなんとも複雑な気持ちを伴いながらも完治(?)させる事ができました。にしても毛髪が生えてくることを疎ましく思う日が来るとはなあ。 以上。それではまた次回。

汎用人型決戦脱毛症

はじめまして、沙々です。えーと、まずは簡単な自己紹介を。身長170cmくらい体重70kgくらいの、農に関わる仕事に就く42歳既婚男です。そしてこのブログのタイトルから判る(?)通り、2年ほど前に全身の体毛を突如失うという事態を経験しております。ほんと、全身の、です。医者が言うには円形脱毛症との事ですが、「円」じゃあないだろうと。でも円には「欠けたところのない」「完璧である」と言った意味もあるそうなので、はまあいいや。とにかく、いやー、これはさすがに大変でした、色々と。そんな訳で、髪から鼻毛から産毛さえも、その全てを失うという割と珍しく悲惨な経験をした私ですが、そうですね、体毛事情からそれ以外の事も含め、今後気ままに書き綴っていこうと思います故、よろしくお願いします。それでは、次回。

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